もう知ってる、よね? 念押しに訊ねるTag Questions 付加疑問文の使い方

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こんにちは、すん(@shunpostcom)です。

今回はTag Questions (付加疑問文)について勉強します。

カジュアルなシーンで使いやすい簡単な聞き方なので、覚えたら早速会話に取り入れてみましょう!

Tag Questionsの聞き方・答え方

ちょっと確かか自信が無いときに「ですよね?」と念を押すように聞くのがTag Questionsです。

Tag Questions では先の文を反対(肯定なら否定、否定なら肯定)にすることで念を押して聞くことができます。

Sentences 文,Questions 疑問文
Positive Sentence 肯定文,Negative Question 否定疑問文
Negative Sentence 否定文,Positive Question 肯定疑問文

Positive Sentence + Tag Question (肯定文+付加疑問文)

  • That is a horse, isn’t it? (あれは馬、ですよね?)

このように、先に肯定文で言った後、否定の疑問文を言い加えます。本当に確かか自信がなくて聞くときにもいいですが、会話を楽しむために相手に話をふるように使うこともできます。

Yes/Noクエスチョンなので、質問された側はYesまたはNoどちらかを答えます。それぞれの答え方を見てみましょう。

  • Yes, it is. (はい、そうです。=はい、あれは馬です。)
  • No, it isn’t. (いいえ、違います。=いいえ、あれは馬ではないです。)

Negatibe Sentence + Tag Question (否定文+付加疑問文)

  • That isn’t a horse, is it? (あれは馬じゃない、ですよね?)

先に否定文で言った場合は、肯定の疑問文を加えます。答え方も見てみましょう。

  • Yes, it is. (はい、そうです。=はい、あれは馬です。)…反対している
  • No, it isn’t. (いいえ、違います。=いいえ、あれは馬ではないです。)…同意している

なんだか違和感を感じませんか?(上からコピペしただけじゃないですよ笑)

日本語では、「じゃないですよね?」と聞かれて違うなら「はい、違いますよ」と答えることもできると思います。この「はい」、Yesと訳してはいけないんです。

ちょっと混乱してきましたね、、そんな時はTag Questionsではなく先の文にフォーカスしましょう。Tag Questionsを無視して考えてみます。

  • That isn’t a horse.(あれは馬じゃないです。)

相手が「馬じゃない」と言いました。自分も違うと思ったので「馬じゃない」と言うには、

  • No, it isn’t. (いいえ、馬じゃないです。)

と答えます。むしろ、Yes/Noを言わずに”It isn’t.”(それは違います。)だけ考えれば迷わないと思います。それだけで答えても会話としてOKです。

他にも”Right.”(正しいよ。=馬じゃないよ)とだけ答えたり、”I suppose so.”(私もそう思う。=馬じゃないと思う)と答えたり、必ずしもYes/Noから始めなくてはならないわけではありません。

「馬鹿め」

Tag Questions を使いこなそう

もう少し例文を見て、Tag Questions の使い方に慣れましょう。特に答え方のバリエーションを増やしていきたいですね。答え方は必ずしもYes~/No~から始めなくてもよく、もっと自然な会話にできるからです。

最初の例は久しぶりに会った友人同士の会話です。

最後の”That’s right!”は”Yes, we were.”の代わりに使われています。こちらの方が自然ですね。

A : Hi. Your name's Jessica, isn't it? (君の名はジェシカ、だよね?)
B : Yes, it is. Do we know each other? (ええそうです。私たちお互いに知り合い?)
A : You really don't remember me, do you? (本当に私を覚えていないのかい?)
B : I'm afraid I don't. (恐縮ですが、覚えてません。)
A : It's Mark. (マークだよ。)
B : Oh, my goodness! We were in school together, weren't we? (あらま! 私たち学校で一緒だったよね?)
A : That's right! (そうだよ!)

次は一緒に旅行に行く計画をしていた友達同士の会話です。

“Well”にはいろんな使い方がありますが、ここでは否定を含んだ相槌として使っています。

A : We're still going to trip, aren't we? (私たちはまだ旅行に行くつもり、だよね?)
B : Well, it depends. (ええ、場合によっては。)
A : On what exactly? You don't have enough money, do you? (正確には何によって? お金を持っていないのかい?)
B : Well, not really. (ええ、そうではない。)
A : Your grandpa will lend you some, won't he? He always does. (あなたのおじいちゃんが少し貸してくれる、でしょう? 彼はいつもそうするよ。)

最後は子供の学校の様子を心配する母と子供の会話です。

子どもは母のTag Questions に対しYes/Noで答えています。きれいに”No, I haven’t.”と答えるより”Of course not.”と言った方が自然ですね。

Mom : What's wrong, honey? (何か問題でも、ハニー?)...Honeyという名というわけではなく、子どものことを親はよくHoneyと言ったりします。
Kid : Nothing. (何もないよ。)
Mom : You're not having problems with the other children at school, are you? (学校で他の子供たちと問題でもあるんじゃないの?)
Kid : No, I'm not. Everything's fine. (ないよ。全部順調。)
Mom : And you haven't had an argument with one of your friends, have you? (友達の1人と口喧嘩にならなかった?)
Kid : Of course not. (もちろんないよ。)
Mom : You'd tell me if there was a problems, wouldn't you? (もし問題があったらあなたは私に話した方がいいわ、そうでしょ?)
Kid : Yes, mom. Now will you please leave me alone? (そうだね、ママ。今は出て行って僕を一人にしてくれる?)

“~, right?”や”Don’t you think?”も同じニュアンスで使える

“~, right?”を使って先に述べた文が「合ってる?」という訊ね方もできます。これなら先に述べた文が肯定でも否定でもどちらでも使えるのでもっと簡単ですね。

A : You're Japanese, right? (あなたは日本人、でしょ?)
B : Right. (そうだよ。)
B´ : No, I'm not Japanese. (私は日本人じゃないです。)

A : You don't have a table reservation, right? (あなたはテーブルの予約をしていませんね?)
B : Right. (はい。=予約していません。)
B´ : Sorry? I do. (えっ、私は予約しています)

“Don’t you think?”を後に加えても、「そう思わない?」というニュアンスで訊ねられます。

A : He is so kind, don't you think? (彼はとてもやさしい、そう思わない?)
B : Absolutely. (もちろんだよ=彼はやさしいと思うよ)
B´ : I don't think so. (私はそう思わない。)

A : That film isn't interesting, don't you think? (あの映画面白くないわ、そう思わない?)
B : It's true. (ほんとそう。)
B´ : No way! It is one of the my favorites. (とんでもない!それは私のお気に入りの一つだよ。)

以上、Tag Questions の使い方でした。

日常会話では肯定文のまま最後の語尾を上げて質問することもできます(”That is a horse?”のような)が、Tag Questions を使うとはっきりと質問の形になり聞けますので、聞く側にとって親切ですよね。

You perfectly understood Tag questions, didn’t you?

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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