英語で伝言を伝えるには Direct Speech and Reported Speech – 直接話法と間接話法

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こんにちは、すんです。

Direct Speech(直接話法)とReported Speech(間接話法)について書きます。

とーってもよく使う表現ですので、いち早く覚えたいものです!

Direct Speechとは

話した本人が言っていた通りの言葉で伝えたいときの話し方です。

  • He said, “I like basketball.” (彼は言った、「私はバスケットボールが好きだ。」)

こんな感じで洋書などでよく出てくる書き方ですね。このように”(ダブルクォーテーション)で文を囲んで表されます。

Direct Speechのポイント
・ saidの後に,(カンマ)をつける
・言ったことは"(ダブルクォーテーション)で挟む
・.(ピリオド)は"(ダブルクォーテーション)で挟んだ文の中に含む

Reported Speechとは

人から聞いたことを間接的に伝えるときの話し方です。”Indirect Speech”とも言われます。

  • He said that he liked basketball. (彼はバスケットボールが好きだと言った。)
  • He told me that he liked basketball. (彼は私にバスケットボールが好きだと言った。)

伝言を伝える時に使う話法です。

“Say”と”Tell”の違い

どちらも日本語では「言う」と訳せるものですが、はっきりとした違いがあります。

  • 話す対象が特に無い場合  ”Say”を使う
  • 話す対象を指定する場合  ”Tell”を使う

話す対象が特に無い場合とは例えばこんな文です。

  • My sister said that she was tired. (私の姉は疲れたと言った。)

おそらく話し手のお姉さんは独りごとで「疲れたー」と言っていたのだな、と分かります。

話す対象を指定する場合とは例えばこんな文です。

  • My sister told the police that she had seen the suspect. (私の姉は容疑者を見たと警察に言いました。)

この例では、「警察」に言っていたことを話したいため、tellを使っています。

また、「said+to+人」でも同じ使い方ができます。

Reported Speechのポイント
・「主語+said+(that)」から始める、thatは省略可
・話す対象を指定するときは「主語+told+人+(that)」から始める、thatは
省略可 (または「主語+said+to+人+(that)」)

Direct SpeechをReported Speechにして話そう

会話の時はReported Speechを使いましょう。Direct Speechも使えなくはないのですが、”(ダブルクォーテーション)は目に見えないので、会話での伝言はReported Speechの方が向いていると言えます。

Direct SpeechからReported Speechにする時には、伝言する状況に合わせて主語・場所・時制を言い換える必要があります。注意すべきポイントを説明します。

主語の変化

  • John said, “I play the piano.” (ジョンは言った、「私はピアノを弾く。」)
  • John said that he played the piano. (ジョンは彼がピアノを弾くと言った。)

この例では、Direct Speechで”I”と言っていて、Reported Speechにすると「彼はピアノを弾く」と言いたいので、三人称”He“に変える必要があります。

ここで”I”を使ってしまうと、話し手がピアノを弾く意味に変わってしまいます。。

場所の変化

話すときにいる場所によって言い換えが必要です。

  • John said, “I came here before.” (ジョンは言った、「私は前にここへ来た。」)
  • John said that he had come there before. (ジョンは彼が前にそこへ来たと言った。)

話し手とジョンが会話をした場所と、話し手と聞き手が会話をする場所が同じならば、同じく”here”と言いますが、それが異なる場合は”there”に言い換えます。

日本語でも話した場所と違う場所にいる時にその場所を言うときは「そこ」と言い換えますよね。

時制の変化

誰かが言ったことを他の誰かに伝える時は、「その人が言ってた」という過去のことを話すことになるので、時制を過去にしなくてはなりません。

以下にDirect SpeechからReported Speechにするときの時制の変化パターンの例をあげています。

現在形 → 過去形

下の例文では、現在形で話していたlikeを過去形のlikedに変えて伝えます。

その文の意味までは過去形にならず、「彼女はチョコが好きだったと言った。」とはなりませんので注意です!

  • She said, “I like chocolate.” (彼女は言った、「私はチョコが好き。」)
  • She said that she liked chocolate. (彼女はチョコが好きと言った。)

現在進行形 → 過去完了形

  • She said, “I am going to the party.” (彼女は言った、「私はパーティーへ行くつもりだ。」)
  • She said that she was going to the party. (彼女はパーティーへいくつもりだと言った。)

過去形 → 過去完了形

hadが二つ並んでどこか気持ち悪いですが、これが正解です(笑)

  • She said, “I had breakfast.” (彼女は言った、「私は朝食を食べた。」)
  • She said that she had had breakfast. (彼女は朝食を食べたと言った。)

過去進行形 → 過去完了進行形

  • She said, “I was cooking.” (彼女は言った、「私は料理をしていた。」)
  • She said that she had been cooking. (彼女は料理をしていたと言った。)

未来形 → 仮定法

  • She said, “I will call the police.” (彼女は言った、「私は警察を呼ぶでしょう。」)
  • She said that she would call the police. (彼女は警察を呼ぶでしょうと言った。)

未来進行形 → 仮定法進行形

  • She said, “I will be going to Hokkaido this summer.” (彼女は言った、「私は今年の夏に北海道へ行っているでしょう。」)
  • She said that she would be going to Hokkaido this summer. (彼女は今年の夏に北海道へ行っているでしょうと言った。)

命令形 → 不定詞

命令形の場合は不定詞を使って表します。

  • Raise your hand!” (「手をあげろ!」)
  • He told me to raise my hand. (彼は私に手をあげろと言った。)

Can → Could

  • She said, “I can cook.” (彼女は言った、「私は料理が出来る。」)
  • She said that she could cook. (彼女は料理が出来ると言った。)

Could → Could

“Could”の場合は変えません。

  • She said, “It could rain on the day.” (彼女は言った、「その日は雨になるかもしれない。」)
  • She said that she could rain on the day. (彼女はその日は雨になるかもしれないと言った。)

Might → Might

“Might”の場合は変えません。

  • She said, “I might leave the home.” (彼女は言った、「私は家を出るかもしれない。」)
  • She said that she might leave the home. (彼女は家を出るかもしれないと言った。)

May → Might

  • She said, “He may go abroad next year.” (彼女は言った、「彼は来年に海外へ行くかもしれない。」)
  • She said that he might go abroad next year. (彼女は彼が来年に海外へ行くかもしれないと言った。)

Should → Should

“Should”の場合は変えません。

  • She said, “I should do exercise.” (彼女は言った、「私は運動するべきだ。」)
  • She said that she should do exercise. (彼女は彼女が運動するべきだと言った。)

Must → Had To

  • She said, “I must be there on time.” (彼女は言った、「私は時間通りにそこへいなければならない。」)
  • She said that she had to be there on time. (彼女は彼女が時間通りにそこへいなければならないと言った。)

Have To → Had To

  • She said, “I have to finish my homework by 6 PM.” (彼女は言った、「私は午後6時に宿題を終わらせなければならない。」)
  • She said that she had to finish her homework by 6 PM. (彼女は午後6時までに宿題を終わらせなければならないと言った。)

まとめ

Direct Speech(直接話法)
 主語+said, "(言っていた通りの文章)."

Reported Speech(間接話法)
 話す対象が特に無いとき、主語+said+(that)~
 話す対象を指定するとき、主語+told+人+(that)~

Direct SpeechからReported Speechにする時は、
 人・場所を状況によって変化させる。
 時制は過去にする。

今回はこれで以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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