日本―カナダ間の飛行機移動、トロントでの使い方に合った旅行用バッグは何なのか考えてみました。人によって形状は変わってくると思いますが、とにかく軽い方がいいですよね。
飛行機に無料で持ち込める荷物がどんなバッグか、そして旅行に使いやすいバッグは何かシェアします。
持って行けるバッグの種類
日本-カナダ間移動の航空会社
日本―カナダ間での飛行機移動で一般的なのは以下の航空会社かと思います。
- エアカナダ
- ANA
- JAL
- 大韓航空(Korean Air)
- 中国東方航空(China Air)
- デルタ航空
受託手荷物と機内持ち込み荷物、身の回り品
無料の受託手荷物許容量はほぼどの航空会社でも同じです。以下はエコノミークラスの場合です。
個数 | 重量とサイズ | |
受託手荷物 | 2個まで無料 超過手荷物につき 225カナダドル(片道、税別)など | 手荷物1個当たりの最大重量 23kg (50lb) 手荷物1個当たりの最大サイズ 158㎝ オーバーした場合 100カナダドル(片道、税別) |
機内持ち込み手荷物 | 手荷物 1個まで無料 +身の回り品 1個まで無料 | 重量 規定なし(だがおよそ10㎏程度を推奨) 手荷物1個当たりの最大サイズ 各辺55x23x40cm以下 身の回り品 1個当たりの最大 各辺33x16x43cm以下 |
身の回り品??と思ったので何か検索したところ、なんと小型犬や楽器までOKなんですね!サイズと重量さえ守れば手荷物と身の回り品で2つのバッグを持ち込むことができます。
想定される利用シーン
さてもう欲しいバッグのあたりがついているかもしれませんがここでバッグが本領発揮する場面を想像してみましょう。
スーツケースは家から空港までにある道路と空港内でしかその車輪を走らせるシーンはありません。
トロント市内の路面状態は、ちゃんと舗装されているフラットな道路が多いです。
問題は雪が降る冬ですね。路面が固く凍った状態ならいいですが、雪が積もった状態や雨と雪と泥が混じった汚い雪や水たまりがある状態があり汚れますので、掃除しやすいスーツケースを選びましょう。ハードタイプならさっと拭きやすいです。ソフトタイプは汚れやすいだけでなく、水が染み込みそれで重量も増すのでお勧めしません。
掃除しやすいスーツケースを選ぶのは自分のためだけではなく、部屋をお借りするオーナーのためにもなります!
トランク/スーツケースのタイプ
- ソフト VS ハード
ソフト | ハード | |
メリット | 軽いものが多い ポケットが付くこともあり荷物の取り出しが楽 | 丈夫、汚れても拭きやすい |
デメリット | 掃除しにくい、ナイフなどで簡単に切り裂かれてしまう | 重いものが多い |
- T字ハンドル VS コの字ハンドル
T字ハンドル | コの字ハンドル | |
メリット | スリムな分軽くて収納スペースにも影響が少ない | バッグを引っかけられる |
デメリット | バッグをひっかけられない(不安定) | パーツが多いため重く、収納スペースが減る |
- ジッパー VS フレーム
ジッパー | フレーム | |
メリット | 軽くて開け閉めしやすい | 固く壊されにくい |
デメリット | 壊されやすい | ジッパーのようなストレッチ性がないのでピッタリの量にしないと閉まらない フレームが歪んだら閉められなくなる |
- 2輪 VS 4輪
2輪 | 4輪 | |
メリット | 砂利道、荒地など未舗装道路でも難なく運べる | 平らな舗装された道路向き、立てた状態で運べるので移動中場所を取らない |
デメリット | 傾けて運ぶのでその分場所を取ってしまう | パーツが多い分重くなる |
トランク/スーツケース編
スーツケースを選ぶにあたってこだわりは人それぞれかと思いますが、私の場合は「ブランド」と「軽さ」、「丈夫さ」に重点を置いています。
特にスーツケースブランドで人気のあるブランドはリモワ、サムソナイト(およびアメリカンツーリスター)がありますが、ブランドものだと需要があるので不要になった時に売りに出せます。
軽さ、丈夫さは言うまでもなく必要な要素ですね。安くて壊れやすいものだと空港受取場のベルトコンベアでバッグが開き中身が飛び散ってる、、なんてことになりかねません。。
迷いなく圧倒的軽さの「コスモライト」一択
サムソナイト コスモライト 3.0 スピナー 69cmSamsonite Cosmolite 3.0 Spinner 68L【送料無料(一部地域除く)】 価格:28,990円 |
トランクを選ぶならサムソナイト社のコスモライトが断トツの軽さで特にオススメします。重量は68リットル(69cm)のものでわずか2.3kgと圧倒的に軽いです。一般的なトランクでは3㎏で軽いと言われていました。
そして弾力性のある素材なので頑丈です、ぶつけて凹んでも元に戻ります。この商品のコマーシャルではなんとこのスーツケースを使ってアイスホッケーをしています笑
この68リットルだと楽天市場で買うのが一番安く約29,000円です。
ええ、少し高いですね。。確かにもっと安いものはあります。しかしサイズ・重量オーバーした時にかかる超過手数料をみてください。例えばエアカナダの場合、片道税別で100ドルかかるとありました。往復で200ドル、税込み226ドルほどになるでしょう。日本円で約20,000円です。
よほどのミニマリストでない限り、冬服やブーツですぐに重くかさばってしまうカナダ留学・ワーホリではバッグのサイズ・重量はかなりシビアな問題です。超過手数料を払うくらいなら初めから軽くて頑丈な良いバッグを選んで長く使った方がお得だと思いませんか?こういった理由からこれをオススメします!
実際に私も使っているのですが、車輪はスムーズで音は静かですし、余計なポケットなど一切なくシンプルなので収納性も十分です。荷物が飛び出さないようにベルトやカバーも装備されていて安心です。スーツケース選びにかなり時間をかけてしまいましたが、初めからこれを選んでおけばよかったです!
94リットル版でも無料の受託手荷物サイズ範囲内ですが、実物を見るとあまりに大きすぎて自宅での保管時に邪魔になると思い1つ下の68リットルにしました。68リットルでもすぐに23㎏を超えますし。。
参考までに、こんなに入ります!
- NIKEスニーカー箱×2
- Converseスニーカー箱×1
- VANS スリッポン(箱無し)×1
- KEEN サンダル(箱無し)×1
- イーグルクリーク パックイットキューブ(36×25.5×8cm)×3
- イーグルクリーク パックイットハーフキューブ(25.5×18×8cm)×4
- イーグルクリーク パックイットチューブキューブ(33×10×8cm)×1
- チャムス ブービーマルチハードケースS
- ナルゲンウォーターボトル 1L ×1
- ノース・フェイス アコンカグアフーディーダウンJKT ×1
[イーグルクリーク] トラベルポーチ パックイット CDハーフキューブ 11862030 004 RED FIRE 新品価格 |
次点でフレームタイプのサンコー スーパーライトとも迷いました。価格は同じですが、フレームタイプなのでセキュリティが増します。その分重量が3.8㎏とかなり重くなります。
フレームタイプのセキュリティは絶対ではありませんし、なんだって壊れるときは壊れますし盗まれるときは盗まれますよね。フレームが歪んでしまったら閉まらなくなってしまいます。。
軽いスーツケースを選び、中に高級品を入れていかない方が身体も気も楽だと思います。
[サンコー] SUPER LIGHTS-MG EX スーツケース スーパーライト 軽量 大型 容量76L 縦サイズ68cm 重量3.8kg SMGE-63 エンボスブラック 新品価格 |
その他の似たスーツケースとの比較
表の全てのスーツケースにはTSAロック標準装備です。
サムソナイト/コスモライト3.0 スピナー | リモワ/サルサエアー | サンコー/スーパーライトMGC 極軽 | 無印良品/キャリーバーの高さを自由に調節できるストッパー付きハードキャリー | グレゴリー/クアドロ ハードケース ローラー 30 | |
サイズ | 68L 69x46x29(144cm) / 94L 75x51x31(157cm) | 80L 75x48x27(150cm) / 91L 78x52x27(157cm) | 73L 69x48x29(146cm) / 93L 74x51x30(155cm) | 62L 70x45x24.5(139.5cm) / 87L 75×48.5×28.5(152cm) | 90L 80x46x31(157cm) |
重量 | 2.3kg/2.6kg | 3.3kg/3.8kg | 3.8kg/4.2kg | 4.9kg/5.6kg | 5.2kg |
素材 | ハード | ハード | ハード | ハード | ハード |
ハンドル | T字 | T字 | コの字 | コの字 | コの字 |
開閉タイプ | ジッパー | ジッパー | フレーム | ジッパー | ジッパー |
車輪 | 4輪 | 4輪 | 4輪 | 4輪 | 4輪 |
価格 | 29,880/30,800 | 69,800/61,980 | 30,240/32,400 | 19,900/24,900 | 32,400 |
ダッフルバッグ編
2こ目の無料受託手荷物には普段の生活でも使いやすいダッフルバッグがおススメです。
日常生活ではスーパーマーケットでの買い物袋代わりにもなりますし、ハイキングやキャンプにも持っていけます。なるべく摩擦耐性が高く、防水タイプのものがいいです。2WAY, 3WAYと使い方が選べるタイプを選ぶとよいでしょう。それらはダッフルバッグもしくはバックパックもしくはショルダーバッグとして使い方を変えられるタイプです。
わずか0.8kgの大容量・防水「イーグルクリーク カーゴハウラーダッフル 」
[イーグルクリーク] ダッフルバッグ カーゴハウラーダッフル 60L 60L 67cm 0.82kg 11862190001060 001 ブラック 新品価格 |
ダッフルバッグを選ぶならイーグルクリーク社のダッフルバッグ、CARGO HAULER DUFFEL 60Lが軽くてタフなのでオススメです。
使わない時には畳んでしまえるパッカブル仕様、表面には防水加工、取り扱いやすいグラブハンドルで重量はわずか0.8kg(820g)です!
収納スペースはメインに加えて上下にもブーツが入るほどの収納ポケットが付いています。ショルダーハーネスも付いておりバックパックにもなります。メインポケットの底にはクッション材が入っているので角ばった物を入れる時にも安心です。
きつくまで詰め込んでないのでもう少し入りますが、参考までにバッグに入っているものはこちらです。
- イーグルクリーク パックイットキューブ(36×25.5×8cm)×1
- イーグルクリーク パックイットハーフキューブ(25.5×18×8cm)×5
- ナルゲン ウォーターボトル×1
- ブーツ×1
- 折り畳みかさ×1
- ノースフェイス ストライクJKT ×1
価格:10,800円 |
[イーグルクリーク]収納ケース パックイット キューブセット ブラック 新品価格 |
その他の似たダッフルとの比較
イーグルクリーク/カーゴハウラーダッフル | オスプレー/トリリウム | パタゴニア/ブラックホールダッフル | ザ・ノース・フェイス/BCダッフルM | グレゴリー/アルパカダッフル | |
サイズ | 60L 67x26x34(127cm) | 65L 61x37x31(129cm) | 60L 64x33x25(122cm) | 71L 64.5×35.5xα(約130 cm) 円筒形 | 60L 64.5x33x31(128.5cm) |
重量 | 0.8kg | 0.8kg | 1.1kg | 1.6kg | 1.3kg |
素材 | 撥水加工された高強度の独自素材Bi-Tech™ Armor Liteを使用 | 1000Dソフトパッククロス ※撥水加工なし | TPUフィルム(撥水加工)をラミネートした リップストップナイロン。 DWR耐久撥水加工済み。 | 1000DTPEファブリックラミネート (ポリエステル100%)、840Dナイロン | TPU加工耐久性 耐水性強化素材使用 |
ポケット数 | 3 (メイン+上下にブーツも入る程のポケット) | 3 (メイン+カードポケット+薄いものを入れるサイドポケット) | 2 (メイン+薄い物を入れるサイドポケット) | 外に3 (メイン+カードポケット+サンダルが入る程のポケット) 中に2 (メイン+蓋の裏に薄いものを入れるメッシュポケット) | 2 (メイン+薄いものを入れるサイドポケット) |
ショルダーハーネス | あり | あり※1つなのでバックパックのように背負えない | あり | あり | あり |
底クッション | あり | なし | あり | あり | あり |
価格 | 9,942(さらに15%OFF!5/7まで) | 9,396 | 15,800 | 13,600 | 15,800 |
機内持ち込み手荷物
個人的にキャリーオンはおすすめしません。出来る限り荷物を減らすことにフォーカスすると、利用シーンが多いアイテムを選ぶべきです。そのためバックパックの方が普段使い向きという点からキャリーオンはおすすめしません。。
機内持ち込み荷物のおすすめは自分が普段の生活で使い慣れているバックパックを選ぶとよいでしょう。なぜバックパックなのかというと、両手が自由に使えることと、中の荷物にアクセスしやすい(=荷物を取り出しやすい)からです。
この「両手が自由」ってこと、移動中においてとーってもありがたいです。お金の両替をしたり、買い物で財布を出したり、おみやげやコーヒーを手に持ったりと空港内だけでも忙しいですから。
機内持ち込み手荷物に重量制限は特に無いので、バックパック生地の素材などを気にしないで選ぶことができますね。
また、あえてこのために良いバックパックを選ぶ必要はないと思います。というのもアウトドアショップが豊富なカナダでは良いバックパックが安く手に入るからです。タイミングがあえばサンプルセールやアウトレットショップなどで安く買えるので、カナダでバックパックを手に入れるのもいいでしょう。
1kgもあればいろんなものが持って行けますよね、ジャケットやスニーカー、寝袋やテントなどキャンプ用品、携帯ゲームだって持って行けます。バッグそのものの重さを出来るだけ軽く、そしてタフなバッグを選んで快適な旅行にしましょう!
ここまで読んでくださりありがとうございました。