HAPPY NEW YEAR!! 2020!!
今年もよろしくお願いします。
私は1月1日から早々アルバイトをしてきました~疲れた~私は半年以上ローカルのブランチレストランでフルタイムのアルバイトをしています。ブランチはブレックファストとランチが合わさってブランチです!カナダのレストランって日本と違うところがいっぱいあるんです。今回はそれをシェアします。
お客さんとして行くレストランのこと
サーバー/ウェイターを呼びたいときはどうするの?
日本ならだれでもいいので「すいませ~~ん スタッフー」と声をかけたらOKですよね。カナダではそういうふうにはしないのがマナーです。それには理由があって、テーブルには専属の担当者が付くからなんです。なのでテーブルの担当者にだけ色々オーダーができるのです。お客さんはその担当者のサービスに対してチップを払います。ただ担当者が見つからないことがありますので結局別のサーバーに声かけちゃうんですけどね…
カナダのレストランがテーブルで会計をする理由もこれにあります。テーブル担当者にチップを渡すためお会計は入り口のレジで!ということはなく、テーブル担当者にビル(請求書)をもらってテーブルで代金を支払います。
チップはいくら払うの?
トロントでは食事代金の15%を払うのが一般的だと言われています。クレジットカードしかないよ!と言う方もご安心ください、いまはカード決済マシン上でチップ代金をいくら払うかの画面が準備されてます。自分で手入力(?%にするか、何ドルにするか)もできますし、3つのうちから選ぶパターン(1:15%、2:20%、3:25%みたく)もあります。もちろん払わないという選択もできますが、チップは暗黙のルールのようになっているので最低15%は込みとして思っておいたほうがいいでしょう。
持ち帰り用の箱がもらえる
食べきれなかったら持ち帰り用の箱をもらえます。大体どこのレストランにもあります。箱をもらおうとしても貧乏くせえなコイツと思われることはありません笑 むしろ持って帰ってほしいと思ってます。ゴミが増えますからね。Can I get a box?と言えば箱をもらえます。
カナダのレストラン、飯の量が多すぎなんですよ。もう少し量減らして値段も下げてほしいところですが、、
余談ですが持ち帰りのことをトロントではTake Out(テイクアウト)という表現をする方が珍しい気がします。その代わりに”To go”と言います。
労働者として行くレストランのこと
役割分担がしっかりしてる
日本に比べると役割の分担がしっかりしてるなあと思います。基本的には与えられた役割以外のことはしなくていいんです。日本だとアルバイト募集を見たらホールスタッフかキッチンスタッフとしか分かれておらず、具体的に分からないですよね。例えばキッチンスタッフは料理も皿洗いも込みというパターンがほとんどだと思いますが、カナダでは料理と皿洗いで役割分担しています。
Server/Waiter(サーバー/ウェイター)
サーバーはテーブルの担当者として付きます。やることは注文を取る、食事やドリンクをお客さんに渡すことです。やること自体は簡単のように思いますがチップをいかに多くもらえるかはこのサーバーにかかっています。水がなくなっていないかとかお客さんにぴったりなオススメをするとか上手な気配りができる人でなくてはいけません。アレルギーにもかかわるのでメニューは全部覚えておかなきゃならないし、お酒を提供するレストランであればスマートサーブ(オンタリオ州のお酒提供者のための免許)に合格していなければなりません。
Bartender(バーテンダー)
バーテンダーはバーに立ってドリンクを作る人です。カウンター席のあるバーではバーテンダーとしてドリンクを作ると同時にサーバーとしての役割も担うことになるでしょう。目の前にお客さんがいますからお客さんから直接オーダーをもらうでしょう。ちなみにお客さんの席とは別にバーがある場合ではドリンク作りに専念するだけです。
Busser/Bassboy (バッサー/バスボーイ)
バッサーはサーバーのアシスタントです。テーブルの片づけとリセット、お皿やカップなどの整理整頓、グラス磨き、清掃などレストラン業務の幅広く細かいことをやるポジションです。やることが最も多いポジションと言えます。
お客さんから見たらサーバーと見分けがつかないのでオーダーをされがちですが、バッサーがサーバーのようにオーダーをとったり担当テーブルの様子を常にうかがう必要はないのですが、サーバーの担当テーブルがその人のキャパを超えてるときにはやむなくバッサーもサーバー同様に動くケースもあり。他にはお客さんが食べ終わったお皿を運んだり、トイレ掃除とかいろいろやらされます。レストラン内の便利屋です。
Chef(シェフ)
キッチンに立ってメインの料理を作るポジションです。包丁や火を使うので加減を知っていなければできない仕事です。なので募集広告を見るとほとんど経験者に限定されてます。シェフはカナダからWork Permit(就労ビザ)をもらえる職業なので、大活躍すれば店からカナダに就労ビザ申請をしてくれることがあります。これは日本食レストランで正社員募集としてよくみかけます。
Prep(プレップ)
簡単な料理や盛り付け、仕込みを担当します。プレップと言ってますがPrepare(~を準備する)の略です。このポジションは大体ディッシュウォッシャーと兼ねていることが多いと思います。料理を全くしたことが無い人にとってもやってみると簡単にできるものばかりです。
Dishwasher(ディッシュウォッシャー)
お皿を洗う仕事です。お客さんから帰ってきたお皿やカップからキッチンが使用した鍋やキッチングッズまで汚れた食器類を洗います。レストランの規模や種類によってディッシュウォッシャーのキツさが変わってきます。例えばお寿司やさんであればさほどお皿は汚れませんので楽ですが、焼肉店だと網の焦げ落としなんて腕が腱鞘炎なるくらい大変だと思います。
Manager/Supervisor(マネージャー/スーパーバイザー)
テーブルの予約管理、スタッフ人員の適切な配置と指示、お客さんとトラブルが起きた時など柔軟な対応が要求される現場責任者です。
チップはいくらもらえるの?
チップがもらえるポジションはサーバーです。まだカード決済が普及していないころは現金で払っていたためそのままポケットへ、とかなり儲かるようでした。今はカード決済がメインになってチップの支払い額もカード決済マシン上で行えてしまいます。サーバー以外でチップがもらえるかどうかはそのレストランによりけりです。マシンと現金でもらったチップのトータルを全員で配分する、ようになってきています。サーバーのチップ独り占めはなくなりつつあるようです!
オンタリオ州の最低賃金はいくら?
トロントを含むオンタリオ州の最低賃金は時給14.00ドルです。日本円で約1,162円!めちゃ高い!!ただしここから税金が引かれます。
あと注意しておきたいのが、最低賃金が時給14.00ドルなのはそうなのですが、学生であれば時給13.00ドル、そしてサーバー(他チップをもらえるポジション)であれば最低賃金が時給12.20ドルになるようです。ウンコ!!
画像はOntario.caサイトから抜粋
以上、カナダのレストランについてでした。
ちなみに私はバッサーとディッシュウォッシャーをやっています。それぞれやってみた感想は体力的にツライのはバッサー、精神的にツライのはディッシュウォッシャーです笑 バッサーはシンプルにやることが多く、色んな人からあれこれ注文されるので止まる間もなく働いてます。一方ディッシュウォッシャーは皿洗い自体は難しくないのでそれはいいんですが常にお皿たちと向き合う8時間なので頭がおかしくなってきますね。それでいうとバッサーは色んなことやれてて精神的にはマシかもです。それにしても前職に比べたら責任感なんて小さなもの、なんで気楽にやれます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。