カナダの学生ビザを取得するまでにやったこと

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あけましておめでとうございます。2019年もよろしくお願いします。

昨年は会社を辞めて、トロントに行くという大きな決断をした年でした。どちらも決断するには勇気がいりました。実は私トロントに来るのは初めてではなかったのですが、これまでで特に不安が大きかったタイミングは「入国時」でした。

私は留学エージェントを利用せず、自分でビザ申請を行いました。果たして自分で申請したもので通過できるのか心配していました。。

今回は学生ビザを取得するまでにやったことのフローをシェアします。簡単に学生ビザ申請の流れ全体を俯瞰できるものを用意しました。

以下を読む前に・・・

1.詳細までは記載していません。なぜなら毎年、申請内容に変更があるかもしれないからです。英語だらけで難しいかもしれませんが、必ずビザ申請時はカナダ移民局の最新のガイドに従ってください。

2.本来は学生ビザではなく”Study Permit(スタディパーミット)”と呼ばれますが、分かりやすい”学生ビザ”の表現を使っていきます。

3.ややこしいのですが、ここで言う「学生ビザ取得」とは学生ビザを発行してもらうために必要な書類を手に入れることを指しています。申請が通ったときカナダ移民局から受け取るPDFファイルのことです。

実際に学生ビザが発行されるタイミングは、その書類を印刷して空港内のImmigration(出国審査)に持っていって手続きした後です。そこで学生ビザの証明書を受け取ります。(その時点から許可された期間が減っていきます)

左2つはカナダ移民局からもらうPDF、右が空港内のImmigrationでもらう学生ビザ

学生ビザとは?

カナダの高等学校や大学または語学学校への入学者を対象に発給されるビザ。

許可される滞在期間は学校に通う期間に合わせて設定されるので、学校に通う期間が長ければ長いほどカナダに滞在できる期間も伸びます!!(これが学生ビザの最大メリットだと思っています!)6か月以上学校に通う方は学生ビザ(またはワーホリビザ)になります。

勉強のためのビザのため、基本的には労働できる権限を持っていません。一部、認められた学校に限り労働できます。

よく「学生」と名がついているので若者しか使えないのでは?と諦めそうになりますが、若者でなくても取得できます。各学校の年齢制限までは知りませんが、入学証明書が手に入れば学生ビザの申請が可能なのです!

定年を迎えた後でもOK!学生ビザに年齢は関係ない!

学生ビザ取得までには何日かかるのか?

結論から言うと、準備も合わせて80日はかかると思っておくとよいでしょう。

3か月程前からの準備をお勧めします。

学生ビザ申請時に必要な書類は全部で5つ

カナダ移民局へ学生ビザ申請する時に必要な書類は全部で5つあります。

パスポート英文残高証明証明写真学校の入学証明書、そして学生ビザ申請書です。

学生ビザ申請書とは、カナダ移民局のホームページからダウンロードできるPDF形式のフォームのことです。

現在、ビザ申請はオンラインで行うのが主流です。そのためパスポートや銀行残高証明書など紙媒体のものはスキャンして画像ファイルにする必要があります。

2019年からはさらに1つ増える

そして2019年以降の申請ではバイオメトリクス認証が必要になります。これは東京浜松町にあるカナダビザ申請センターまで本人が行き、顔写真&指紋情報の登録を行うことです。

登録料には85ドルもかかりますし、地方在住の方はわざわざこのために東京に来なくてはならないのでかなりハードルがあがってしまいました。。

学生ビザ申請時に送信する必要はないが、入国手続きで必要になるもの

少し話がずれますが、カナダの空港のImmigration(出国審査)で見せるように指示される書類がほかにもあります。これらは全て印刷して手元に必ず持っておいてください。

その1つは海外旅行保険です。カナダの医療費はとても高額ですので、海外旅行保険は必須です。留学生向けの海外旅行保険が各社から提供されていますので、留学期間と予算に合わせて選んでおきましょう。

2つ目はeTA(電子渡航認証)です。カナダの空港に到着するとすぐにたくさんの認証端末が並んだ部屋に入り、その端末から事前に用意したeTAとパスポートの認証を行います。

アメリカ中継の場合はESTA(電子渡航認証システム)も必要になります。これはアメリカの空港のImmigrationで見せる必要があります。

どちらもインターネットからすぐに取得できます。

それぞれの申し込みにかかる料金は以下の通りです。残念ながらこれにもお金がかかってしまいます、、

eTAの申込み            :574円(7カナダドル ※82円/1CAD計算)
ESTAの申込み(米国中継の場合のみ):1,568円(14USドル ※112円/1USD計算)

学生ビザ申請に必要な費用はいくらか?

学生ビザの申請に使う書類を用意するためにかかる費用ですが、選択によって幅がありますが、私の場合はトータルで30,632円かかりました。

内訳は以下の通りです。

パスポートの発行         :16,000円
英文残高証明書の発行(ソニー銀行):432円
ビザ用の証明写真の作成       :1,000円
Study Perimit申請料       :12,300円(150カナダドル ※82円/1CAD計算 )

学生ビザ取得までの道のり

私がカナダに行きたいと思ったとき、何から始めたらよいのか分かりませんでした。

例えば英文残高証明を申し込む前には日本円をカナダドルに両替しておく必要がありますし、その両替の前にはカナダドルの外貨預金口座を開設しておかなければなりません。

このように、手続きには順序があります。そして、なるべく並行して手続きできるものは並行して行い効率よくやりたいものです。

今後カナダに来ることを検討している方、何をどのタイミングで行えばよいのか参考にしていただければと思います。この通りにやって必ずしもビザ申請が通過できるとは限りませんので、あくまで参考としてご覧ください。

上から順番に行っています。

xx.xxパスポート作成
03.01外貨預金口座の開設
03.09ホームステイの申し込み
03.30語学学校の申し込み
04.02カナダ行き航空券の予約
04.05カナダドル両替
04.09英文外貨預金残高証明を銀行に依頼
04.12ビザ用証明写真の準備
04.20学生ビザの申し込み
06.04ESTAの申し込み(アメリカ中継の場合に必要)
06.17eTAの申し込み

上記リストをガントチャートにしてみました。

時間に余裕をもって申請を!

ざっくりでしたが、ふんわりと全体を把握できましたでしょうか。見ての通り、カナダに行きたいと思った瞬間からすぐに行けるわけではないのです、、

手続きがたくさんあって大変ですが、それぞれ思ったより難しくありません。

留学エージェントに頼んで代わりにビザ取得をサポートしてもらう方法もありますが、そこにお金をかけず手続きも英語の勉強だと思って自分で挑戦してみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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